大阪、東大阪を中心に雨漏り補修・防水工事を専門としている大阪匠工業です!
このカテゴリでは「どうして雨漏りは起こるのか?」を様々な種類の雨漏りとそのメカニズムと対応策について一考しております。
前回は雨漏りの原因として漏水が考えられるというケースを紹介いたしましたが、今回は雨漏りしているのかな?と思っていたが、実は結露だった、というケースを紹介したいと思います。
結露とは? 結露はなぜ発生するのか?
★結露とは?
結露とは、寒い冬の日窓の内側がくもっていたり、そのくもりに水滴がついていたり、暑い夏の日キンキンに冷えたビールジョッキや冷たい飲み物のグラスの周りが水滴で一杯になっているあの現象の事です。
暖かい空気は冷たい空気より水蒸気をいっぱい含みます。それが冷たい物に触れると空気中に含まれる余分な水分(水蒸気)が水に変わり、冷たい外に面した窓際や、冷えた飲み物のグラスの周りに水滴として現れるのです。
逆に、窓の外が暖かかったり、飲み物が常温や温かい場合にそこに水滴が付着している、濡れているなんて記憶はありませんよね?
結露は空気中に含まれる水分量と、結露を起こす物の温度差によって生じるのです。
雨漏りと結露のみわけかた
さて、結露のメカニズムがわかったところで、雨漏りと結露の違いを述べて行きたいと思います。
★結露が考えられるケース
・冬季等で外気温が低く、室内では換気をせず加湿器などを入れているときに生じる。
※水蒸気が多く、寒暖差がある状況
・クローゼット裏や、天井、窓・サッシ等「全体的にまんべんなく」水が滲んだり滴ったりしている。
※冷えた材質とそれに触れる暖かい空気の部分が全体的に湿る。
★雨漏りが考えられるケース
・台風や雨天の時にのみ水が滲む、水滴が滴る、漏れる等が生じる。
・特定の箇所に対して、部分的に水が滲む、水が漏れている。
という違いがあります。これは結露がなぜ発生するのか?で説明させて頂いた事から推測すれば理解できますよね。
「よかった!これは雨漏りじゃなくて結露だったんだ!」という事がわかりました。
めでたしめでたし、といけば良いのですが、しかし!
「結露も十分に建築物に対して被害をもたらす可能性があります。」
結露をそのままにしておけば壁紙等の材質が湿りそこにカビが発生したりする可能性があり、内壁や天井裏が結露すると柱や断熱材の性能を劣化させる可能性があり、建物をつなぎとめる金具などが腐食し劣化それが原因で雨漏りに繋がったりと、結露もお住まいの健康を管理する上で十分に対策すべき現象と言えるでしょう。
※(例)結露で壁紙がふやけ、カビが生じている。
★結露の対策方法
・適切な換気、過剰な暖房を控え、二重窓や断熱カーテンの使用
※温度差を作らない工夫
就寝前などに換気をして、水分の少ない外気と入れ替えましょう。室内温度を下げると結露が生じにくくなり、また結露を生じさせる部分自体に断熱効果のある物にすれば更に結露が発生しにくくなります。
・洗濯物の室内乾燥や、加湿器の使用を控える。
※湿度を作らない工夫
室内の空気が冷たいものに触れたとしても、その水蒸気の量が少なければ結露の発生がすくなるなりますので、原因となる水蒸気を控えることで結露を防ぐことが出来ます。
これ等の対策で皆様雨漏りと結露を見分け、結露対策も可能になったことかと思います!!
しかし、壁の内側や天井裏の部分に関しての対策に関してはご自分で対策されるにはむつかしいかもしれません。
大阪匠では無料で診断を行っております。
経験豊富な職人が適切なアドバイスをさせて頂きますので心当たりのある方は是非いちどお気軽に連絡してみてください。